割安な為替レートは成長をもたらすのか
 以上述べたことは、香港、韓国、シンガポール、台湾の為替レートが割安だということである。
このことは図1と図2をよく見比べれば分かるのだが、分かりにくいので、
為替レートでの1人当たりGDP/実質購買力平価での1人当たりGDP比率の推移を見たのが図3である。

為替レートでの1人当たりGDP/実質購買力平価での1人当たりGDPが1より大きいのは為替レートが割高であることを示している。
日本が1より大きいのに対して、香港、韓国、シンガポール、台湾は1以下である。すなわち、
為替レートが割安な香港、韓国、シンガポール、台湾はより高い成長を示し、
割高な日本は停滞したということである。ここから考えると、為替レートが低い方が、成長率が高くなるのではないか。

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