『美味しんぼ』海原雄山が山岡士郎を長く許さなかった理由とは 対立は「教育のため」?

雄山が士郎にこだわる理由は何?
山岡士郎と海原雄山が和解した『美味しんぼ』102巻(小学館)

和解まで単行本102巻を要し「史上最長の親子ゲンカ」と揶揄されることもあるのが、グルメマンガ『美味しんぼ』の
主人公・山岡士郎と、その父親である海原雄山の対立です。

東西新聞社の記者として、日本の食文化を残そうとする士郎。それに対して、超一流の陶芸家であり、
書道家かつ日本の食文化を極めたような料亭「美食倶楽部」を運営する雄山は、
事あるごとに難癖をつけ、ふたりはたびたび料理勝負を行うことになります。

雄山は「士郎は私が生み出した出来そこない」と酷評し、士郎がすることを正面から認めることはほぼありませんでした。
士郎がいないところでは、士郎が示した成長を「ふっ、士郎の奴め」などと喜ぶ場面もあるなど、
「こじらしたツンデレ」でもあります。

しかし、なぜこのふたりはこんなにも関係がこじれてしまったのでしょうか。劇中では「似たもの同士で、考え方も近い」
と言及されてはいますが、対立が表面化したのは、士郎が病弱のまま亡くなった母親を顧みなかった雄山への制裁として
「雄山の作品を叩き壊し、家を出た」こととされています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc184f44d25922a5bc584a26bb34f075db821332