政治学者で一橋大教授の中北浩爾氏は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。
7月に結党100年を迎える日本共産党について、党員の減少や高齢化といった党勢の衰退や、野党共闘の行き詰まりなどの問題を突破するためには、
「共産主義からの路線転換が避けられないのではないか」と語った。

 中北氏は「共産党は日本で最も古い政党で、100年もの間、存続している。
政治家の自己利益のために数年のうちに政党が消えたり、党名を変えたりといったことが起き、政治不信を招いている現状では、そのこと自体は高く評価されるべきだ」とする。

 そのうえで、「もちろん、共産主義からの路線転換は痛みを伴う。だが、このままではジリ貧が予想される」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0983847b2090ffe31400878706929137516c00c4