山口県は8日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・2・12・1」の感染者1人を県内で初めて確認したと発表した。5月下旬に発症し、症状は軽症。海外渡航歴はなく、感染経路は不明という。

BA・2・12・1の感染確認が公表されたのは東京都、大阪府に次いで3例目となる。

県は感染者の男女別や年齢について明らかにしていない。5月下旬にゲノム解析による監視のため抽出した20検体のうちの1検体で、6月3日にBA・2・12・1と確認された。感染者の周囲で新たなBA・2・12・1感染者の有無を調べたが、確認されなかったという。

 米CDC(疾病対策予防センター)は、BA・2・12・1は現在の感染の主流となっているBA・2と比べ、感染者の増加する速度が約25%高いと報告している。
しかし、BA・2・12・1に対する感染対策自体は従来と変わらないため、県は改めて基本的な感染予防対策(3密回避、マスク着用、手指消毒など)の徹底を呼び掛けている。

 BA・2・12・1については、東京都が5月24日に、大阪府が同27日に、感染事例が発生したことを公表している。

オミクロン派生型「BA・2・12・1」山口県で感染を確認
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-1679485/