ドコモ社長「携帯シェア１位に命かけず」 収益と利益優先強調
https://www.sankei.com/article/20220608-6LQK2PFYHBPNFLCJUXYC66QZWU/
2022/6/8 20:35
ＮＴＴドコモの井伊基之社長は８日、産経新聞の取材に応じ、平成４年から３０年首位を維持し続けている国内の携帯電話利用者シェアについて「１位になることに命をかけているわけではない」と語った。携帯電話事業では、契約者の獲得にコストをかけるよりも収益と利益水準の維持を優先する方針を強調した。
ドコモは、料金値下げの影響などで収益が頭打ちの携帯電話事業ではコスト削減を優先する考えを示している。
その一環として井伊氏は楽天モバイルの「０円料金」の廃止発表後、ソフトバンクやＫＤＤＩが積極的に楽天解約者の獲得を図っていることについて「まったく無視はできないが、各社に対抗して数カ月間無料にするのは不毛だと思っている」と強調。その上で「（顧客獲得の）コストをどうコントロールして利益を維ｔ持するか。シェア１位のためではない」と述べ、シェアを維持するために販促費用を増やすことに否定的な考えを示した。
（略）
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