観光産業「V字回復」へ 1人当たりの消費額引き上げを 観光白書
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220610/k10013665261000.html
ことしの「観光白書」が10日公表され、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた観光産業の「V字回復」に向けて、
これまで取り込めていない富裕層の外国人観光客の誘致に努めるなど、1人当たりの消費額の引き上げが必要だと指摘しました。

10日、閣議決定された観光白書では、新型コロナの影響で去年1年間の外国人を含めた国内の旅行消費額は、感染拡大前の2019年と比べて66.3%も減少し、非常に厳しい状況が続いているとしています。

さらに、10日から受け入れが再開された外国人観光客についても、ビザの発給要件を緩和することなどによって、
訪日旅行者が3000万人を超えていた感染拡大前の水準に回復するにはまだ時間がかかるとしています。

白書では、こうした厳しい状況が続く中、落ち込んだ観光産業の「V字回復」に向けて、1人当たりの消費額を増やすことが重要だと指摘したうえで、
これまでとり込めていない富裕層の外国人観光客の誘致を強化すべきだとしています。

(以下ソース)