Life ban for South African club who scored 41 own goals

南アフリカ下部リーグのV争いで八百長競演

 サッカーの南アフリカ下部リーグで耳を疑う八百長試合が仕組まれ、関与した4チームが永久追放処分を
受けたと英BBCなど複数の海外メディアが9日までに報じた。5月22日に行われた4部相当のモパニ地域リーグ
最終節でマティヤシFCがヌサミ・マイティバーズに59―1で圧勝し、そのうち41点がオウンゴール。一方で
シブラニ・デンジャラスタイガースも琴子・ハッピーボーイズを33―1で破り、7点がオウンゴールだった。

 得失点差にもつれ込んでいた優勝争いで首位シブラニを上回るために18点差の勝利が必要だった2位マティ
ヤシが3位ヌサミと共謀。前半を22―0で折り返すと、これを聞いたシブラニも相手に八百長を持ちかけ、大量
失点した琴子・ハッピーボーイズは7人で試合を終えた。マティヤシの試合でも相手は退場者が出たため最後は
7人だった。

 当該両カードが3月に行われた際はマティヤシは2―1で勝利、シブラニは2―2の引き分けだった。あまりに
不自然な結果に試合から3日後には規律委員会が開かれ、八百長による処分が決定。チームの永久追放に加え、
両チームの関係者に5〜8年、マッチ・オフィシャルに10シーズンの資格停止処分が科され、近く選手に対する
処分も決まる見通しだ。また、上位3チームが失格となったため、4位で日程を終えたガウラ・クラシックが
繰り上げ優勝になった。

 関係者は「マティヤシのゴールは正しく記録さえされていない。主審はレポートに、ただ“背番号2が10点”
“背番号5が20点”などと書いているだけ。オウンゴールも41点。どうやって記録したんだ?」とあきれ顔。
前半に退場になったはずの選手が後半に得点者となっていたとケースもあった。

https://www.bbc.com/sport/africa/61732971.amp