コミックマーケット100の開催にあたり、2022年1月末に発表した最初のリリースは、C99開催後、急速に新型コロナウイルスの変異種(オミクロン株)による感染拡大が進んでいる状況において発表したものです。このリリースでの新型コロナウイルス感染症対策については、C99に準じた形で「ワクチン・検査パッケージ、またはそれに準じる施策を講じる予定です」としておりました。

 しかしながら、現在の政府方針においては、「『感染防止安全計画』を策定することにより、まん延防止等重点措置においても上限人数が収容定員まで緩和され、ワクチン・検査パッケージに基づく「「ワクチン接種証明の確認」あるいは「PCR検査や抗原検査」の実施は条件に含まれない」形となっています。GW以降も感染者数の推移が落ち着きを見せていることもあり、この方針は、よほどの状況の変化がない限りは維持されるものと推測されます。

 オミクロン株の出現によってワクチンによる感染予防効果が低下しており、また、「社会経済活動をなるべく少しずつ開放していくためには、検査あるいはワクチンというものを民間のワクチン・検査パッケージにとらわれないで、しかるべきところにうまく活用する」というのが、現状の政府のスタンスでもあります。

 このような状況をふまえ、コミックマーケット100の開催可能性を高める、または上限人数の緩和するためにワクチン・検査パッケージを実施する必要性はないと考え、当初の方針を変更し、コミックマーケット100ではワクチン・検査パッケージを実施しないとの結論となりましたので、参加者の皆さんにお伝えする次第です。
https://www.comiket.co.jp/info-a/C100/C100Notice2.html
https://www.comiket.co.jp/info-a/C100/images/C100ChgfromC99.png