消費量過去最低も…値上げ続く食材の救世主は魚?
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a799ef7c227ac135b04511d6f4fd3648736d8ac


政府のまとめでは、日本の一人当たりの魚介類の消費量が、2020年度は23.4キロで過去最低となった。
そうしたなか、値上げが続く食材の救世主になりうると、魚が注目されている。
海の幸が豊富な日本で年々下がり続けている魚介の消費量。
2020年度の一人当たりの消費量は過去最低の23.4キロで、ピークだった20年前から右肩下がり。
鹿児島の魚の消費量は全国的に見ても下の方だそうだ。
その背景を県漁連の宮内和一郎代表理事専務は「コロナの影響がある。
観光業とのかかわりが大きいので、やっぱりそれがないのは大きい」と話す。
全国的に減少する魚の消費量。敬遠される理由の1つが調理の手間だ。
宮内代表理事専務は「調理がちょっとめんどくさいとか、調理の方法がわからないとか、そういう課題はずっとわかっているが、なかなかそこを解決できない」と課題を述べた。
そんな魚だが、食品の値上げが進む中、家計の救世主となり得るのだという。
城山ストア高見馬場店の佐藤裕二さんは「天然物はどうしても天候に左右される部分があるが、安定供給できる食材としては魚が一番ベスト。
買いやすいリーズナブルなお値段の商品を提供するのがスーパーの使命だと思う」と話す。
旬の魚介は手ごろな値段でおいしさも抜群。客も足を止めてかごの中に入れていた。
購入客は「やっぱりおいしい。孫がいるので青物も食べさせなきゃと思って」と話した。
さらに、コロナ下で在宅時間が増えたため、保存がきく冷凍の魚介類や、調理の時短につながるミールキットの生産が増えていて今後も売り上げが伸びることが期待されている。
佐藤さんは「地元の海域でとれた魚が一番旬でおいしく召し上がれる。夏場にかけて旬を迎える魚がたくさんあるので、ぜひ沢山召し上がっていただきたい」と述べた。