タイ全土で9日、大麻が麻薬指定から除外され家庭での栽培が解禁された。娯楽での吸引は引き続き違法とする。

政府は計100万株を国民に無償配布する計画で、大麻栽培を新たな市場として成長させ、景気拡大や観光業の再生を狙う考えだ。

指定から除外されたのは、幻覚作用や記憶への影響を及ぼす「テトラヒドロカンナビノール」の含有率が0.2%以下の大麻。

タイでは2019年に大麻の医療目的使用を認める法改正を実施し、その後も食品などの分野で規制緩和を推進。大麻成分を含む食品や化粧品などが流通している。

今後は通信アプリを利用した申請のみで個人栽培が可能となる。
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