【ロサンゼルス=AFP時事】バイデン米大統領は10日、ロシアのウクライナ侵攻について事前に警告したにもかかわらず、ウクライナのゼレンスキー大統領は聞く耳を持たなかったと明かした。ロサンゼルスで開いた資金集め会合で語った。

バイデン氏は、侵攻の事前警告に関し「多くの人が大げさだと考えたことは分かる」としつつ、「われわれには(侵攻の観測を)裏付けるデータがあった」と主張。「(ロシアのプーチン大統領が)国境を越えるつもりなのは疑う余地がなかったが、ゼレンスキー氏は他の人々と同様、耳を貸そうとしなかった」と述べた。

米国は、ロシアが2月24日に侵攻を開始するはるか前から警鐘を鳴らしていた。しかし、その時点で欧州の一部同盟国は懐疑的で、遠回しに批判する声も出ていた。

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