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聖徳太子ゆかりの寺、没後1400年に「ガチャ」 3Dプリンターで

聖徳太子ゆかりの鶴林寺(加古川市加古川町北在家)が、仏像など4種類のオリジナルフィギュアをつくった。お金を入れるとカプセルで出てくる「ガチャ」にした。子ども連れや若者に、寺に親しんでもらうねらいだ。29日に始まる特別展「薨去(こうきょ)1400年記念 聖徳太子への憧憬(あこがれ)」に合わせて設置する。

 寺は聖徳太子が創建にかかわったと伝わる。太子没後1400年を記念した特別展に若い人にも興味をもってもらえればと、オリジナルフィギュアの「ガチャ」を考えた。

 4種類のフィギュアは、「あいたた観音」として親しまれ、白鳳時代の作とされる国指定重要文化財の聖観音立像と、平安時代に建てられた国宝の太子堂のほか、ウィンクする仏像として知られる摩虎羅(まこら)大将と聖徳太子十二歳像。