豪男性、「プランク」の姿勢で9時間半のギネス新記録 慢性疼痛を乗り越え
(CNN) オーストラリア南部の都市アデレードで先月、左腕に慢性の痛みを抱える男性が、うつ伏せの状態でひじとつま先を地面についた「プランク」の姿勢を9時間30分1秒続けて、ギネス世界記録を更新した。
ダニエル・スカリさん(28)は12歳の時にトランポリンから落ちて腕を骨折してから複合性局所疼痛(とうつう)症候群(CRPS)を発症し、絶え間ない痛みに耐えてきた。「痛みは今も続いているが、痛みに対する自分の態度が変化した」と話す。
昨年11月に初めてプランクの姿勢を取った時はわずか2分間しかもたず、「その2分が一生のように思えた」という。
1月になってギネス記録への挑戦を思い立ち、コーチの指導を仰いだ。痛みを和らげるため、左腕に常時着けているサポーターも助けになった。
それでもプランクの最中につらい時間帯はあったが、「自分を見ている人がいる。もっと重い病気と闘っている人もいる」と、歯を食いしばった。「どんな痛みがあっても、どんな問題を抱えていても、これがやりたい、きっとできると思うことがあったら挑戦するべきだと、人々に伝えたかった」と語る。
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