プーチン氏「ロシアの日」に愛国心を刺激し国民に結束訴える…南部の制圧地域でロシア旅券交付(読売新聞オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b591f5ef77d3e0ff6157f0685f71b43facf53e17
ロシアのプーチン大統領は12日、自国の祝日「ロシアの日」にちなんで開いた式典で演説し、「今日、祖国や社会のために、国民の結束がいかに重要かということを痛感している」と述べ、露軍がウクライナ侵攻を継続する中、愛国心の鼓舞を図った。英国防省は12日、露軍が制圧を目指す東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクと周辺を「徐々に掌握している」との分析を明らかにした。
露大統領府によると、クレムリン(露大統領府)で演説したプーチン氏は「祖国への献身や責任感は先人から受け継がれたものだ」とも語った。愛国心を「神聖」なものと位置付け「全員に備わっている」と強調した。
「ロシアの日」は、ソ連時代末期の1990年、一構成国だったロシアの主権宣言を記念した日だ。
プーチン氏は「先人たちの偉業や軍功は我々にとって誇りだ」と強調した。とりわけ、1721年にスウェーデンとの北方戦争に勝利して領土を拡大し、大国の礎を築いた帝政ロシアのピョートル1世(大帝)に「特に敬意を表する」と述べ、帝政ロシア初代皇帝の威光を借り、ウクライナ侵攻の正当化を改めて図った。
(以下略