銃撃された弾のあと残る 組関係者の元自宅売れず

白い壁に三角形の屋根が特徴的な、3階建ての住宅。
兵庫・尼崎市が2月に土地込みで2,434万円で競売にかけた物件で、周囲の不動産店に聞くと、土地代だけで価値はおよそ3,500万円。

ところが入札はゼロで、いまだに買い手がついていない。
理由の1つとみられるのが、物件の説明に書かれた注意事項。

そこには「銃弾痕がある」と記されていた。

2020年11月のニュース映像。
警察が調べている建物を見比べると、競売にかけられた物件と同じ。
防犯カメラの映像には、2人乗りのバイクが走り抜けた直後、細かい粉のようなものが舞い上がる様子が映っていた。
銃弾が撃ち込まれた瞬間とみられる。

当時、この家には、山口組系暴力団の関係者が住んでいた。
その後、市が暴力団を排除し、地域の安心・安全のために買い取ったが、今でもドアには銃弾痕を隠すためとみられる紙のようなものが貼られたままになっている。
尼崎市によると、暴力団が住んでいた家を市が買い取り、競売にかけるのは全国初の試み。

現在は先着順となっているが、買い手はつくのだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/10a8df8f74f54984928445df536c802826cca301

https://i.imgur.com/8fSN8WC.jpg