ただAndroidタブレットの利用を拡大する上では、課題も少なからずあり、その最たる例はアプリだ。先にも触れた通り、グーグルは長らくAndroidタブレットに力を入れていなかったことから、アプリは基本的にスマートフォンに最適化されており、Androidタブレットに最適化されたアプリが多くないという弱点がある。

 実際ビジネス・クリエーティブ用途などを中心として、米Apple(アップル)の「iPad OS」向けに提供されているアプリの多くはAndroid向けに提供されていない。タブレット向けアプリの充実度という面では、タブレットに継続的に力を入れてきたアップル製デバイスに大きな差をつけられているのが現状であり、Androidタブレットの本格需要回復にはアプリの充実が欠かせないだろう。

高性能Androidタブレットが復活、グーグルが「Pixel Tablet」で再参入した事情 (3ページ目):日経ビジネス電子版
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00297/052400082/?P=3