文教堂赤坂店閉店へ 「赤坂から書店が消える」貼り紙に込めた思い


<赤坂駅周辺の書店が1年ちょっとの間に全て無くなってしまいます>

 <本屋が無くなってしまいます>

 今年4月。ある本屋の店頭に、こんな紙が貼り出された。

 赤坂駅に隣接するビルの1階。全国に書店を展開する「文教堂」(本部・川崎市)の赤坂店は、6月17日に27年間の営業に幕を閉じる。

 「書店の減少が止まらない中、赤坂からもなくなってしまうことの寂しさとショックは大きかったですね」

 赤坂店を担当する文教堂運営本部のエリアマネジャー、富田利之さん(52)は、言葉に込めた思いを明かす。

 2021年3月に老舗の金松堂書店が、22年1月にはTSUTAYA赤坂店がそれぞれ閉店。周辺の書店は選書専門店「双子のライオン堂」を残すのみとなり、赤坂駅周辺から一般書店が姿を消す。

 「老舗だけでなく、書店業界最大手の撤退は衝撃を受けました」
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ6H55QGQ6FULEI01C.html
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