中国の新築住宅価格が先月、9カ月連続で下落した。不動産市場のてこ入れに向けた政府の支援策強化にもかかわらず、需要は弱いままであることを示唆している。
国家統計局が16日発表したデータによれば、主要70都市の新築住宅価格(政府支援住宅除く)は5月に前月比0.17%低下。4月は0.3%下落していた。
中国では雇用情勢が悪化し、景気持ち直しも弱く今回の統計は不動産セクターが回復から程遠いことを示している。今年は家計部門の貯蓄増が目立っており、
一部の都市が新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)から脱しているにもかかわらず、今後のより厳しい状況に備える動きが強まっている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-16/RDJR8PT1UM0W01?srnd=cojp-v2