【悲報】人工知能vsセブンイレブンのプロ店長の仕入れ対決、人類の完敗に終わる。しかし… [237356698]
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アルゴリズムと人間店長の対決実験
こうして生まれた独自アルゴリズムはどの程度優秀なのか。便利蜂内部である実験が行われた。10人の店長とアルゴリズムを対決させたのだ。セブンイレブンで経験を積んだ10人の店長に、一人一店舗をまかし、1週間をかけてSKU(商品種類数)を10%減少させる改善を行わせた。同じことを独自アルゴリズムに基づいて行い比較をした。
すると、人間の側は売上が5%低下をしたが、アルゴリズム側は0.7%しか低下をしなった。SKUを低下させることにより、運営コストが下がるため、アルゴリズム側は利益率が確実にあがるが、人間側は利益率が上がるかどうかわからない。
便利蜂は、このような実験を通じて、ある結論を得る。「人間が介在をすると、業務効率は確実に低下をする」という人間にとってはなんとも受け入れ難い事実だった。創業者の庄辰超は、運営プロセスのすべてを自動化することを目標にした。
惣菜の味付けもアルゴリズムが決める
庄辰超では、お惣菜の味付けもすべてアルゴリズムが決める。すべての食品は酸甘苦辛の味が数値測定され、じゃがいもの硬さ、豆の扁平度、炒める時間などもすべてが測定され、A/Bテストを行い、売れるものが正解だとして標準化をされていく。在庫数もすべてはアルゴリズムが管理をし、消費期限を考慮して製造数が決められる。
しかも、チェーンすべてに同じ味付けの商品を配送するのではなく、地域、店舗による違いも考慮され、その店に適した味付けの食品がカスタマイズされて配送される。
アルゴリズムの奴隷となった人間
しかし、大きな問題が存在した。それは店舗スタッフが、アルゴリズムの奴隷となってしまったことだ。店舗スタッフは、業務中、来店客と接触することはほとんどない。専用のタブレット端末と向き合いながら仕事をする。
アルゴリズムは、消費期限が近づいているのにまだ売れていない商品があるとアラートを出してくる。スタッフはこの商品を手前に出す、あるいはポップをつけて販促活動をするなどして売り切らなければならない。消費期限がきてしまった場合は、タブレットのカメラで商品を撮影し、報告の後、廃棄をする。
その他の業務もすべてはタブレットが指令をし、その業務が完了したことを写真を撮影して報告する必要がある。ある従業員は「1日の業務時間の1/3は、写真撮影をしている」とまで言う。
しかも、各業務には標準時間が定められていて、タブレットは指令ともにカウントダウンを始める。たとえば、店頭調理品を盛り付けて提供するまでの標準時間は40秒で、この時間以内に作業を完了しないとスタッフの評価が下がることになる。
この業務システムは常に進化をしていて、現在では、店内の防犯カメラ映像をAIで解析することにより、30以上のチェックポイントが自動で検査されるようになっている。たとえば、床やカウンターの上にゴミが乗っていると自動的にスタッフにタブレットにアラートが飛ぶ。
ワンオペ標準となった店舗運営
このような効率化を突き詰めた結果、1店舗の運営は1人のスタッフでじゅうぶんまかなえるようになった。いわゆるワンオペが標準となった。しかし、多くの店舗で12時間勤務のワンオペが行われており、休憩時間はもちろん、食事の時間やトイレに行く時間も取れない。食事は、事務室で店内監視カメラを睨みながら食べ、トレイは来店客が途切れた時に行くしかない。夜間は、不用心なので入り口のドアを施錠し、トイレに行き、戻ってきたら鍵を開けるという具合になっているという。
店舗スタッフは、せめて8時間シフトにするか、あるいは複数のスタッフが重なる時間を設け、業務環境を改善してほしいと本部に申し入れているが、人手不足の時代でもあり、なかなか改善されないという。
ある店舗スタッフは、不満を述べる。「店内の監視カメラは、万引きなどを監視するのではなく、スタッフの監視に使われています。私たちは、店内では常に業務のために動き回っていないと、監視カメラに補足をされ、評価が下げられてしまうのです。便利蜂のアルゴリズムは確かに素晴らしいものだと思いますが、人間は機械ではありません。効率的なアルゴリズムのためにスタッフが消耗をすることになっています」。
ヒット商品は生み出せないアルゴリズム
しかし、アルゴリズムは無駄を排除してくれるが、ヒット商品はつくってくれない。ヒット商品は人間にしか生み出すことができない。
2021年、中国ではコーヒーがブームになった。一度は縮小した瑞幸珈琲(ルイシン、ラッキンコーヒー)が再び拡大をし、スタンド型のMannerも拡大中。さらにはM StandやSeesaw、アルジェブライストといったサードプレイス型カフェも人気となり、大型投資を獲得している。
これを見て、2021年3月に、便利蜂もコンビニコーヒー「不眠海」を始めた。平均単価15元という安い価格帯で、コンビニコーヒーとしては最高レベルの品質だと評判になった。便利蜂も力を入れクーポンなどを配布し、実質3元から5元で飲める状況をつくり出し、滑り出しは上々だった。
しかし、アルゴリズムはそう判断をしなかった。サイドメニューであったより価格の低いミルクティーなどの方がより利益が望めるとして、ミルクティーなどの販売強化をスタッフに指示をした。さらに、アルゴリズムは低品質の牛乳を使った方がより利益率が高くなると判断し、街中のミルクティースタンドとたいして品質の変わらない商品を出すことになっている。
https://twitter.com/takemakino/status/1536121180016771072
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
アリゴリズムを強化すればするほど平凡になっていくジレンマ
便利蜂のアルゴリズムは優秀だが、それが特徴のないコンビニに向かわせている。これにより、次の成長曲線が描けない状況のまま停滞をすることになってしまった。
便利蜂は2020年に「3年以内に1万店出店」を目標に掲げた。しかし、現在は3000店であり、その目標には遠く及ばない。2021年には目標出店数を4000店に修正したが、それでも後1年で達成できるかどうかは微妙なところだ。便利蜂はコロナ禍を理由に掲げているが、次の成長が見えてこないのはそれだけの理由ではないようだ。優秀なアルゴリズムで成長が可能なのか。便利蜂はコンビニ業界だけでなく、多くの小売業からも注目をされる社会実験となっていて、その真価が今問われようとしている。 コンビニバイトしてたことあるけど商品発注ムズいよな
廃棄多くてもダメだし売り切れで機会損失作ってもダメだし 枠の中でしか考えられず最適化してしまうと
取りこぼしが発生するだけになりそう
だが人間がアルゴリズムの言いなりになればそれが正解になっちゃうか そんなもんは新商品を固定して残りをAIに任せれば良いだけだろ たった1週間で10%商品の種類が減るだけで5%も売り上げ落ちるか?と思ったけど
人気は無いけど特定の人だけが好んで買ってた商品を削るとまあこうなるのか AIが適切な量を仕入れたら本部が儲からんだろうが
廃棄してでも過剰に仕入れさせないとな 今の時代にそんな事でAIと人に競わせて効率で勝てるわけないだろ
浦島太郎か AIは過去データからしか分析できないけど
新商品は最初乱数的にばらまいても問題ないだろ
スタッフの奴隷化は奴隷化したからこそ機械化が可能 実はAIどころか乱数にも劣ったりするんだよな人間って もうロボ店長に入れ替えたらいいじゃん
24時間無休で働いて本部の理想だろ 当たり前だろ
記事にもあるが、新しい目標の設定をするのが
人間であって、設定したあとの効率的な行動なんて
決められたムダの削減でしかないからな
その目標設定をジャップはできねえから滅びるのみ 効率化はできるけど創造ができない
まさに今のコンピュータの限界って感じだな >>35
それでよくねえか?
AIが効率化して出来た余剰で人間が創造する
適材適所やん 正直創造も…だけどな
多分人間の仕事はAIの判断に解釈とか脚注を付けることになると思う セブン謹製の発注AIとか本部の為にわざわざ廃棄出るように発注するにきまってんだろ 記事内のアルゴリズムはあくまでも既存の枠組みを最適化することが目的の
アルゴリズムなんだからそれ以上のことは出来ないわな。
全てのことを出来る単一のアルゴリズムは存在しないっていうのがアルゴリズムの
世界にはあったはず。
新しいことをしたいのならそれに最適化したアルゴリズムを新規に作ればいい。 AIの出来が良けりゃそうなんだろうが、
うちの会社で導入した発注AIはクソ精度すぎて結局人間が発注やってる
そもそもあれの中身はAIと称するほどの高度なものじゃなくて、在庫数と直近の売れ個数を数行の計算式にかけてる程度のもんだろうな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています