日本は韓国に抜かれたの? 「日韓逆転」 帰国した私が出した答え

いま経済における「日韓逆転」を示すデータを挙げようとすれば、いくらでもある。経済協力開発機構(OECD)によると、購買力平価による1人あたりGDP(2020年)で韓国は5万3050ドル、日本は4万8810ドル。18年に日韓は逆転した。

スイスの国際経営開発研究所(IMD)の世界競争力ランキング(21年)をみると、韓国は23位で日本は31位。最近の両国企業の時価総額をみても、韓国トップのサムスン電子は世界で10位台をキープしているが、一方のトヨタ自動車は40位前後。デジタルの活用度合いでも、国連による電子政府ランキング(20年)で韓国は2位、日本は14位だった。

私が韓国にいた19年からの3年間でも、元気さを肌で感じた。新型コロナウイルスの防疫で一時は打撃を受けたが、レストランや居酒屋は人であふれ、デパートの高級ブランドには入店待ちの列があった。
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