お笑いトリオ「インスタントジョンソン」の「じゃい」さん(50)の代理人弁護士が17日、都内で記者会見し、じゃいさんが競馬の払戻金に関して東京国税局から数千万円を追徴されたことを不服として、東京国税不服審判所に審査を請求したと発表した。

会見した加藤博太郎(ひろたろう)弁護士によると、じゃいさんは2016~20年、当たり馬券の払い戻しで得た「収入」から、購入したすべての馬券にかかった代金を「経費」として差し引いた金額を「所得」として申告していた。

国税局はこれを問題視。今年3月、経費に当たるのは当たり馬券の購入に使った金額だけで、外れ馬券の購入代金は経費には当たらないと指摘した。じゃいさんは所得を過小に申告していたことになり、数千万円を追徴されることになった。

じゃいさんは、この認定を不服として今月10日付で東京国税不服審判所に審査を請求し、「(当たり馬券の)払戻金よりも多く馬券を購入している場合もある。実際にはもうかっていないのに税金を払えという制度はおかしい」と主張しているという。
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