きょうの判決で最高裁は、福島第一原発に押し寄せた津波について「想定されていた津波よりも、規模が大きく、方角も違っていた」と指摘。
その上で、「仮に、国が、規制権限を行使して、東電に必要な措置を講じさせていたとしても、今回の事故は避けられなかった可能性が高い」と結論づけ、
国の責任を認めなかった。争点の1つとなっていた、巨大津波の予見可能性については判断されなかった。

同じような裁判は、全国で30件起こされているが、国の責任をめぐって判断が分かれている。今回の最高裁判決は、各裁判の行方に影響を及ぼすことになる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/561439dc258bc02c35605860f7dacc5109874bc4