■日銀黒田総裁「目指す物価上昇と異なる」

日銀の黒田東彦総裁は17日の記者会見で、足元の物価上昇について「資源価格上昇によるコストプッシュ型のインフレで、我々が目指す物価上昇とは異なっている」と語った。黒田総裁は今の物価上昇が景気の下押し圧力になっていると指摘し「金融を引き締めると、さらに景気の下押し圧力になる」と述べ、金融緩和を継続する考えを強調した。

黒田総裁は6日の講演で「家計の値上げ許容度が高まってきている」と発言して批判を浴び...

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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1729Q0X10C22A6000000/