女性の生理を学びたい、という男子高校生向けの課外授業が行われました。

■男子高校生も学ぶ“生理の授業” 急に生理になったら?
男子生徒
「触ってどんな感じ?」
男子生徒
「若干湿っている。(肌に)ついてくるの嫌だわ」

初めて生理用品を触ってみる男子生徒たち。神奈川県藤沢市の学校で行われたの課外授業で、生理にまつわる不調・困りごとなどを男女ともに理解し、思いやれる関係になろうと神奈川県の高校2年生たちが企画したもの。教えるのは吸水型ショーツを開発した企業です。
女子生徒
「恥ずかしい感じで『生理になっちゃった』というと男子のほうが困ってしまうから、別に恥ずかしがらずに素直に『生理になった』と伝えて・・・」
授業は男女別々に行われましたが、男子生徒向けの生理セミナーを開催したのは初めてです。
「外出しているとき、急に女の子が生理になったらどうする?」というテーマのディスカッションでは・・・
男子生徒
「コンビニなどで生理用品とタオルとかを買って、カフェインを摂るとおなか痛くなると聞いたことがあるので、(温かい)ほうじ茶などを買ってあげる」
男子生徒
「上着を貸すとか、生理用品を(渡せるように)いつも持っておく」

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0618/tbs_220618_1452987489.html

生理の授業を経て、何か変わったか。企画した生徒たちに聞きました。
上村彩子キャスター
「何か新たな発見ありました?」
男子生徒
「この中の男子何人かで実際に生理用品をつけて、少しの間、部活に行ったりとか、実際に動いてみてどう思ったかみたいなことをやってみた」
上村彩子キャスター
「すごい蒸れたでしょ?」
男子生徒
「蒸れました。これが日常茶飯事なのかなと思うと、すごく大変なんだろうなと改めて思いました」
女子生徒
「『常に生理用品を持っている』という意見が男の子から出た」
女子生徒
「買えるようになるまでの知識になった?」
男子生徒
「黙って『羽つき』だよな」
女子生徒
「『羽なし』がいいという子もいるんだよ」
女子生徒
「長さとかもあるんだよ」
男子生徒
「長さね」
湘南学園中学校高等学校 斉木翔平保健体育科教諭
「我々の世代ですと男子と女子の間に見えない壁があって、一歩踏み込めない部分もあるかと思う。しっかり生理のことを男子も分かって女子も知っていくことで、壁というものがなくなって、子どもたちが社会をつくっていくという頼もしさを感じました」