https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202206/0015393763.shtml

「負けた分取り返そうと」パチンコ店で他人のカード盗む 神戸刑務所が男性看守を停職処分

パチンコのスロット台から他の客のカードを盗んだとして、神戸刑務所(兵庫県明石市)は17日、男性看守(28)を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 同刑務所によると、男性看守は今年1月20日午後2時半ごろ、加古川市内のパチンコ店でスロット台から他の客のICカード(残額9千円)を抜き取り、盗んだという。同刑務所は同日、警察から連絡を受けて把握。男性看守は「別の店で負けた分を取り返せるかもしれないと思った」と話したという。

 男性看守は受刑者に接する業務を担当し、この日は勤務日ではなかった。逮捕はされておらず、既に弁償したという。八代宏幸所長は「矯正行政への信頼を著しく損ね、深くおわび申し上げる。指導を徹底し、再発防止に努める」とした。