「知りたい！」値上げの波 食品３０００品目が値上げ 乗り切るコツは？【長野】
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宮里伸哉アナウンサー「知りたい！」のコーナーです。“食品の値上げ”について考えます。
６月、７月で値上げをする主な商品はおよそ３０００品目もあります。カップ麺、パン、小麦粉、調味料、お菓子、冷凍食品やお酒も予定されています。私はカップ麺、本当に困った時の味方なので、痛いですね…そのカップ麺ですが、信州で長年親しまれているあのカップ麺もついに値上げとなりました。
長野市にある食品メーカー信陽食品。国産のそば粉などと並び主力商品なのが…。タヌキのキャラクターでおなじみのポンちゃんラーメンです。発売から５８年を迎えるロングセラー商品で、多い時で年間およそ５０万食売れています。
原材料の小麦粉の値上げさらには包装資材の高騰などで、６月から５食入りの袋麺はおよそ６０円、カップ麺はおよそ２０円、それぞれ値上げすることになりました。
信陽食品 斉藤利雄専務
「皆さまには本当に申し訳ないと思いますが、どうしても値上げだけはお願いしたいと…」
断腸の思いで値上げをしましたが、美味しい物を作る気持ちは変わりません。
一方、市民の台所スーパーマーケット。県内に１１店舗を構える綿半スーパーセンターでは相次ぐ値上げでまとめ買いをする客がより増えてきたといいます。
客は
「１回の買い物で１万円？」「そうですね（略）買いだめしてるんですけど、１週間分で超えちゃいますよね」♪客②３２３１「子供３人です。毎日ご飯の支度とかするにも（大変）」
こうした消費者の切実な思いに応えるため、お店ではあるキャンペーンを打ち出しました。
綿半稲里店マネージャー 春原準平さん
「ずばり３００品目値下げキャンペーンです」
今年４月から始まった３００品目値下げキャンペーン朝食などに欠かせない食パンに、家庭用サイズの油など“普段使い”するものが中心です。バイヤーから大量に仕入れるなどして値下げを実現しました。さらに夏に消費が増えるあの商品も。
宮里アナウンサー
「ここにも緊急値下げ！酎ハイですね、そしてビールがケースごとお酒好きにはうれしいです」
綿半稲里店マネージャー 春原準平さん
「まだメーカーからの値上げ要請はあるので、その中で当社として対応できる幅で（値下げ商品を）広げていきたいと思う」
値上げの波は食卓に欠かせない“お肉”にも押し寄せています。）長野市の精肉卸売り業、プロミートでは信州産のお肉を毎月定額で購入できるサービスを始めました。
サブスクリプション・サービス、いわゆる“サブスク”です。牛肉・豚肉・鳥肉すべて信州産で合計およそ３キロ！およそ１万２０００円相当のお肉が９９８０円で月に１回届きます。コロナ禍の巣ごもり需要をきっかけにサブスクをはじめましたが、値上げの影響で利用者も増えているといいます。
プロミート小林泰明社長
「色んな商品ラインナップを充実させてバリエーション豊かなサブスクにしていきたいなと思う」
消費者はもちろん生産者やお店も様々な工夫をして、値上げの波を乗り切ろうとしているようです。
