中国5県の21年合計特殊出生率、島根・山口の2県で上昇

厚生労働省が3日発表した2021年の人口動態統計によると、中国5県の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は島根、山口の2県で上昇、残り3県で低下した。各県とも全国平均の1.30は上回った。

島根県は1.62と前年比0.02ポイント上昇。3年ぶりに上昇に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大で結婚・妊娠を控える傾向が全国に広がったが、他県に比べて感染者数が少なく「制約が比較的少なかったのでは」(子ども・子育て支援課)と推測する。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC035XU0T00C22A6000000/