両手両足を固定、拷問台に毎日12時間…中国の元著名記者「これ以上ないほどつらい」
2022/06/19 10:45

【北京=比嘉清太】香港紙・明報は18日、違法経営の罪に問われた中国の著名な元記者、王甘霖氏が、江蘇省ヒ州市の裁判所で開かれた公判で、警察の取り調べで拷問されたと訴えたと伝えた。両手両足を固定されて身動きが取れない状態で毎日12時間、拷問台に座らされたという。

明報によると、王氏は2020年11月に失踪。その後、ヒ州市の警察当局に拘束されたことが確認されていた。今月16日に開かれた公判で王氏は、警察の取り調べについて「これ以上ないほどつらかった」と振り返ったという。

王氏の家族のものとされるSNS上の投稿は、「激しい怒りを覚えさせるほど粗暴だ」と警察を強く批判している。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220619-OYT1T50078/