火災で6人が死亡した新潟県の米菓大手「三幸製菓」の荒川工場（村上市）で19日、出火元の製造棟前で慰霊式が行われ、遺族や社員、従業員らが参加した。製造棟は20日から解体作業が始まる。一部の遺族が、取り壊し前に現場前での献花などを要望していた。
19日参加したのは亡くなった女性2人の遺族。同社の火災以降の対応に不信感を抱き、欠席した遺族もいた。火災は2月11日深夜に発生し、アルバイトの女性従業員4人と男性社員の2人の計6人が死亡。県警は業務上過失致死の疑いで捜査している。同社は荒川工場を除く他2工場を6月下旬に再開する方針を遺族に伝えている。
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