やはり容姿は収入に影響あり
では実際のところ容姿は収入に影響を与えるのだろうか。1970年代のアメリカで行われた全国的な無作為抽出のデータによれば*1、容姿がよければ収入が平均を上回り、容姿が悪ければ収入が平均を下回っていた*2。下記の表は、教育や年齢、健康に人種など、さまざまな収入を左右する要因を取り除いた上で、容姿が収入に与える影響を示したものだ*3。(* は統計的に有意であることを示す)
容姿 女性 男性
平均より上 +8% * +4%
平均より下 -4% * -13% *
少なくともこの研究においては、容姿が平均より上*4の女性は平均的な女性よりも収入が8%増加し、逆に容姿が平均より下*5の女性は平均よりも収入が4%減少する。男性の場合だと容姿が上だと4%増加し*6、容姿が下だと13%も減少となっている*7。
他の研究でも程度の差はあれ、優れた容姿は収入を高め、残念な容姿だと収入は下がるようだ*8。日本を対象にした最近の研究では、11段階の容姿レベルが1ランク上昇すると、世帯年収が22万円上昇するという*9。
しかも容姿が優れている人は、ただ収入が高いだけでなく、ちゃんと成果も上げているようだ。例えばオランダの広告会社の重役を対象にした研究では、容姿が84%の人たちより上 (上位16%) の重役と、16%の人より上の重役では、平均で売上高が7%違っていたという*10。また、戸別訪問の勧誘員の成果を調べた研究では、男性の勧誘員では差がなかったが、女性の勧誘員では明確に差が生じたという*11。しかも女性勧誘員の髪がブロンドであると、より高い成果を上げていた*12。
https://honeshabri.hatenablog.;com/entry/Appearance_disorders