20日、都内ホテルにて全国公営競馬主催者協議会、特別区競馬組合、兵庫県競馬組合、日本中央競馬会および
地方競馬全国協会の合同による記者会見が行われ、3歳ダート3冠路線を中心とした2、3歳馬競走の体系整備に関する改革案が発表された。

 これは現状で、2歳秋から3歳春にかけダートグレード競走がなく、3歳ダート馬の活躍するシーンが限られることから、
中央競馬、地方競馬問わず網羅的に番組を整備し、ダート馬の活躍の場をさらに広げるもので、
主な変更点は「3歳ダート3冠競走の創設」と「2、3歳短距離路線の整備」の2点。

 前者に関しては、東京ダービーおよび羽田盃を新たにダートグレード競走化し、JpnIとして格付け。
従来、行われてきたジャパンダートダービーに関しては競走名を変更のうえ、10月上旬に移設。
これら3競走を「3歳ダート3冠競走」と位置づけ、賞金額の増額、3冠ボーナスを設定する。

 後者については、兵庫CSを3歳短距離路線の頂点と位置づけ、距離を1870mから1400mへ変更。
2歳秋および3歳春に「重賞級認定競走」を新設。各主催者、ブロックごとに短距離競走の体系を整備する。

 開始時期は2歳路線は2023年、3歳路線は2024年。芝は中央競馬、ダートは地方競馬と棲み分けを推進することで、
競走馬資源の一極集中を緩和すると同時に、地方競馬入厩馬の資質向上を図るとしている。

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