1902年、アメリカの26歳の若きエンジニア、ウィリス・キャリアさんはニューヨークの印刷会社から依頼を受けました。
その内容は“夏になると蒸し暑さで、インクがにじんだりなど影響が出るので、何とかして欲しい”というものでした。
そこでキャリアさんは、印刷室の中の湿気を取り除く装置を開発しました。

その装置は、印刷機の横に置かれて使われていましたが、
何故かランチタイムといった休憩時間になると、従業員の方々が、その装置のそばに集まるようになりました。
その理由ですが、印刷室の中は湿気と一緒に熱も取り除かれて、涼しくなっていたからです。
そこでキャリアさんは新たに“室内の湿度と温度をコントロール出来る装置”を開発しました。

この装置の仕組みは“電気の力で温度と湿度を調整した空気を送り出す”というものですが、
これは現在のエアコンと原理的に同じだそうです。そんなところから、キャリアさんは“エアコンの発明者”と言われています。
このキャリアさんが作られた会社が、アメリカの企業で空調機器では世界有数のシェアを誇る『キヤリア』です。


へー初めて知った
チコちゃんに出てきそうだな