「オーナーは奴隷じゃない」 24時間営業やめたセブン元店主の闘い

赤、緑、オレンジの三色ストライプでおなじみの看板はかかっているが、店内の明かりは消え、薄暗くがらんとしている。弁当や菓子が並ぶはずの白い棚に商品はひとつもない。床には、2年半も前の雑誌が積み置かれていた。

セブン―イレブン東大阪南上小阪店の店主だった松本実敏(みとし)さん(60)は、空っぽになった自分の店でつぶやいた。「長いものには巻かれたくない。間違っているものは間違っている、と貫き通したい」。
店の外には、白い金属板を貼り付けた「壁」がある。
その向こうでは、セブン本部が新たに出した店が、24時間営業をしている。

松本さんが、フランチャイズ(FC)契約の解除無効をセブン―イレブン・ジャパンに求めた訴訟は23日、大阪地裁で判決がくだされる。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ6P66BFQ6JPLFA002.html?iref=sptop_7_07