米電気自動車(EV)大手テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は16日、買収を計画している短文投稿サイト、Twitter(ツイッター)の利用者数を最近の4倍強に当たる10億人に伸ばしたいとの考えを示した。マスク氏が、ユーザーの増加のために中国発のSNSである微信(ウィーチャット、Wechat)や抖音(ドウイン、Tiktok、ティックトック)に学ぶべきと述べると、ネットでは「ウィーチャットをパクるのか」との声が出た。中国メディアの大洋網が伝えた。
マスク氏は、オンライン方式によるツイッター全従業員総会で、ツイッターについての自らの考えを説明した。ツイッターのユーザー数については、今後5年から10年で10億人に増やしたいと述べた。自分自身については、ツイッターのCEO就任になど肩書にはこだわらないが、従業員には全員が自分自身に従うよう求めた。
ツイッターのユーザーを増やす方策としては、「ウィーチャットやティックトックに学ぶ」と説明。ツイッターはより実用的になり、面白さを確保する必要があると述べ、さらに具体的にはウィーチャットやティックトックのように決済機能も追加すべきだとの考えを示した。
マスク氏はさらに、ツイッターとウィーチャットを比較して、「中国以外にウィーチャットのようなアプリを持っている国はない。中国人は今や、基本的にウィーチャットに頼って生活している。ツイッターにもそれができれば、われわれは大きな成功を収めるだろう」と述べた。
マスク氏は会議の内容をツイッターを通じて公表した。するとユーザーから「マスク氏の意向では、ツイッターの今後の発展路線は、ウィーチャットやTikTokのアイデアを露骨にパクるのか」、「ツイッターがウィーチャットをパクリに行くのか?」といった書き込みが寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人)
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