中国広東省は数十年ぶりの豪雨に見舞われ、洪水警報を最高レベルに引き上げた。同省は中国製造業の中心地。

  広東省は21日遅く、洪水緊急対応のレベルを引き上げるとともに、水害のリスクにさらされている地域に対し休校・休業や交通規制など、集中豪雨の影響を最小限に食い止め、
生命と財産を守るため「必要な措置」を取るよう命じた。現地の緊急事態管理部門が通知を出した。

湖南、江西両省に近い広東省北部の韶関市には多くの製造業が集まっているが、ここ数日の「深刻な水害」を受け、同市当局は大半の企業に生産停止を命じ、公共交通機関を運休とした。

  広東省だけでなく、福建省と広西チワン族自治区も過去1カ月ほどの降水量が記録的な水準となっている。
国営の新華社通信によると、中国南部に位置する3地域の平均降水量は5月1日から6月15日までに621ミリメートルに達し、60年ぶりの多さを記録。珠江流域の低平地からは数百万人が避難を余儀なくされているという。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-22/RDVB2ZT0AFB401?srnd=cojp-v2

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