https://weathernews.jp/s/topics/202206/210075/

九州で非常に激しい雨
土砂災害に警戒 避難指示も発令

今日21日(火)は九州で朝から雨が強まっていて、大雨警報や土砂災害警戒情報が発表されているところがあります。

佐賀県では一部に避難指示が発令されており、各地で河川の増水や低地の浸水に警戒が必要です。
60mm/h以上の非常に激しい雨を観測
今日は梅雨前線が九州北部から近畿にかけて停滞し、前線に向かって湿った南西風が流れ込んでいるため、特に熊本県や長崎県、鹿児島県で雨量が多くなっています。

長崎県・脇岬では6時30分までの1時間に61.5mmの非常に激しい雨を観測、鹿児島見・牧ノ原では7時10分までの40.5mmの激しい雨を観測しています。この断続的な激しい雨で土砂災害の危険度の高まっている所があり、8時00分の時点で佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県に大雨警報、長崎県、鹿児島県に土砂災害警戒情報が発表されています。

この大雨により、7時30分現在九州新幹線などに遅延が発生しています。また、佐賀県嬉野市と有田町に避難指示が発令されています。
土砂災害などに警戒を
九州北部は午前中を中心に非常に激しい雨が続く見込みです。いったん小康状態になっても夜まで雨が降りやすい状況が続きます。これまでの雨で土砂災害が発生しやすくなっています。雨が弱くなっても急な斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。

総雨量は200mm前後となる所がある見込みで、線状降水帯が形成されると雨量はさらに多くなる可能性があります。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に警戒が必要です。

荒天時の外出は控え、自治体からの情報などに注意してください。