トヨタEV「bZ4X」リコール、使用停止要請 脱輪の恐れ
自動車・機械

2022年6月23日 19:30

トヨタ自動車のEV「bZ4X」
トヨタ自動車は23日、電気自動車(EV)「bZ4X」をリコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。対象はトヨタが生産しSUBARU(スバル)が販売する兄弟車「ソルテラ」も含め計204台。急旋回などでタイヤのボルトが緩み、脱落する恐れがある。当面の措置として使用停止を要請し、対策が決まり次第実施する。トヨタは原因や対策が判明するまで生産を停止する。

不具合や事故は確認されていないが、海外からの情報で判明した。対象は3月2日から6月2日までに国内向けに生産された全車両で、bZ4Xが112台、ソルテラが92台。bZ4Xは海外向けも含め約2700台を生産したが、海外での対応は各国の制度に沿って対応するとしている。

両車両はトヨタ初の量産EVとして開発され、国内では5月からサブスクリプション(定額課金)サービスで提供している。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD239LF0T20C22A6000000/