生活を直撃するインフレ懸念

昨今、食料品の値上げや、価格据え置きでも容量を減らす「ステルス値上げ」などが話題となっています。
円安の進行やロシアによるウクライナへの侵攻などを背景に、身近な品目の価格上昇が私達の生活に影響を及ぼしつつあります。

物価上昇率総合(前年同月比)は、2021年4月に-1.1%でしたが、2022年4月には+2.5%となりました。
2022年4月の物価上昇率のうち大きなものを列挙すると、光熱・水道が+15.7%、食料が+4.0%となりました(図1参照)。
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高齢者により大きなインパクト

年代別に物価上昇率を構成する各項目の占める割合を見てみると、高齢者ほど、食料、住居、光熱・水道の割合が高い傾向にあることがわかります(図2参照)。
年代別の物価上昇率を推計(図2※参照)すると、赤い折れ線グラフが示す通り、60代以降で大きく上昇しています。高齢者ほど物価上昇のインパクトが大きいと考えられます。
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https://www.nomura-am.co.jp/sodateru/secondlife/100-year-life03.html