【首都直下想定】残る「木密」地域、進む高齢化 在宅避難も課題
2022/5/25 18:40
東京都内に甚大な被害をもたらす首都直下地震の新たな被害想定が25日、公表された。
10年前の想定より死者や建物被害は減るものの、依然残る
木造住宅密集(木密)地域では倒壊や火災のリスクを抱える中、高齢化が進む。
臨海部では液状化に加え、高層マンション住民の在宅避難という課題にも直面している。
都心へのアクセスが良い北千住駅に近く、荒川と隅田川に囲まれた足立区千住西地区。
車1台分ほどの広さの路地が入り組み、築年数を重ねた木造住宅がびっしりと立ち並ぶ。
奥まった場所では、車が通れないぐらいに道幅は狭まる。
「長屋を切り分けるように家を建てたのでこんな街になった」と明かすのは住民の坂巻光栄さん(79)。
約30年前に建て替えた木造一軒家に住むが、「地震の時はかなり揺れて怖い。
関東大震災を経験した父の教えを守り、揺れたらすぐに玄関を開けるようにしている」と語った。
木密地域は戦後の急速な市街化に伴い、JR山手線の外周を中心に形成された。
都は火災の延焼危険度が高い地域の道路拡幅を進め、老朽住宅の解体・建て替えなども財政支援を行ってきた。
面積ベースではほぼ半減した一方、高齢化や不動産の複雑な権利関係が要因で不燃化が進まない地域もある。
https://www.sankei.com/article/20220525-JKALKCU435LFVA36RNI5IVVC5M
クルマどころかバイクを運転してても
道を見ただけで"うわ 狭っ!"っていつも思う