明け方の空に7惑星大集合 珍しい光景、見られるのは6月までか

 太陽系の地球以外の七つの惑星が明け方の空に勢ぞろいしている。国立天文台(東京都三鷹市)によると、太陽系の惑星すべてが夜間に地平線の上にあるのは珍しく、担当者は「この状況が見られるのは6月いっぱいくらい。この機会に観望してみては」と呼びかけている。

 太陽系の惑星はほぼ同じ平面内で太陽の周りを回っており、地球から見て、近い方角に他の惑星がそろったときにこうした状況になる。

 日の出前の東の地平線ぎりぎりに水星が上り、南に向かって高度を上げながら金星、天王星、火星、木星、海王星、土星とほぼ一直線に並ぶ。日によっては月も仲間入りする。海王星は肉眼では見えず、天王星も肉眼で見るのは難しい。この中では際だって明るい金星を目印にすると、他の惑星が探しやすいという。

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