今月4日、呉市で、マダニが媒介するSFTS重症熱性血小板減少症候群に感染した80代の男性が亡くなっていたことがわかりました。

呉市によりますと、亡くなったのは呉市在住の80代の男性で、先月30日に、発熱や嘔吐、下痢などの症状を訴え入院しましたが、今月4日に亡くなったということです。

詳しい感染の経緯はわかっていませんが、男性は畑仕事をしていたということです。

マダニが媒介するSFTSの死亡事例は、呉市では、これが今年初めてのケースです。

SFTSウィルスを持つマダニに咬まれると、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱や頭痛などの症状が出て重症化すると死に至るケースもあります。

呉市は、農作業や山に入る場合、長袖、長ズボンの着用などマダニに咬まれないような対策を呼び掛けています。

https://www.fnn.jp/articles/-/380034