河瀬直美映画『東京2020オリンピックSIDE:B』で電通を名指しで批判していた [955949967]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
この映画の冒頭は東京五輪の延期をめぐる会議から始まる。さまざまな組織委員会の関係者が会議室で激論を交わしている。「変更をした場合ですね、スポンサー企業に対する…」「17日間という開催期間をね、見直す必要が…」一字一句覚えているわけではないが、これくらいの長さで映像は次々と組織委員会の各界の大物たちの言葉をカットバックで繋いでいく。
『シン•ゴジラ』を思わせる、スピード感のあるいい演出である。(画面の白抜き大文字など、明らかに影響を受けていると思う)なるほど、これは全体の予告のようなもので、ここから本編ではさらに大会の本質に踏み込んでいくのだな、と思って最初は見ていた。
しかし違うのである。全編この調子なのだ。
五輪開催に何か問題が起きるたびに関係者のインタビューをカットバックでつなぐのだが、それらは冒頭の「予告編」と同じ数十秒から数秒に切り刻まれた発言映像のカットバックの連続で、観客に彼らの発言の全文は決して見せないのである。
いったい誰がどういう意見を持ち、どういう対立のもとに何が論じられているのかを観客が理解できるだけの長さを、河瀬監督は映像に与えない。
「色々な人が色々な意見を持って、色々なことを言っていますね」ということしかわからなくなるまで、河瀬直美監督は徹底的にインタビューを切り刻んで「脱•意味化」するのである。
:
では『SIDE:B』がまったくダメな、見るべきところのない
ドキュメンタリーなのかというとそれもまた違って、たとえば五輪開会式をめぐって辞任することになった演出統括の佐々木宏氏のインタビュー、そしておそらくは彼と対立した野村萬斎氏のインタビューを直で押さえているのである。
その中で、野村萬斎氏はハッキリと「電通」という言葉を出し、名指しで広告代理店主導の演出を批判している。
恐ろしいくらい貴重なインタビューである。会見で、佐々木宏氏が広告代理店の立場から滔々と持論を述べる時、マスクの野村萬斎氏の目が明らかに険しい怒気に光るのもカメラは捕らえる。でかした河瀬監督。悪口言ってごめんな。
しかし、その貴重な野村萬斎氏のインタビュー映像を、河瀬監督はほんの一分にも満たない短さに切り刻み、いったい開会式で野村萬斎氏と電通の間に何があったのか観客が理解する前に次のカットバックに流れてしまうのである。何してくれとんじゃコラ。全編この調子である。フル映像を見せろよデコ助野郎。
開会式で舞を見せた稀代の名優•森山未來のインタビューは「ここに来られた人もいるし、来られなかった人も…」という言葉の途中で叩き切られて次の場面に変わる。おい人が見てるチャンネル勝手に変えるんじゃねーよ!今すげえ大事なこと言ってたんだよ森山未來が!なにしろアイヌ文化関係者と思われる五輪会議での発言さえ「アイヌ文化に対する社会の理解が…」みたいな発言途中でカットバックに流れていくのである。お前はカットバック教の教祖か。
河瀬直美監督のこの演出手法は、100人近い人物たちの発言をすべて脱政治化、脱論理化し、言葉ではなく声、意味ではなく情緒に変換してしまう。
高層マンションから見下ろすと、渋谷のスクランブル交差点の群衆が豆粒のような風景に見えるように、すべてを散文詩に変え、無重力空間のように相対化してしまう。
これは両論併記ですらない。どちらの論も何を論じているのかわからないところまで細断してしまう、言論のBGM化である。
だからこそ優れたドキュメンタリー映画なのだ、誰も彼もが政治言語に染まり、二項対立と分断に飲まれる時代に対抗するためにこうした手法をとったのだ、保守政治家の懐に入ったからこそ撮れた映像だ、という評価はありうると思う。
要はキメラポリティクスならぬキメラドキュメンタリーというか、一般の観客にはまるで伝わらないレベルに細断された情報を大量にバラまいているので、何か言われたら「いや、この発言も取り上げています」と後から言えるアリバイはあるのだ。医療関係者も飲食店もボランティアも全部その扱いである。
しかし、である。
タイトルを見ての通り、100人近い関係者が登場するこの『SIDE:B』にはたった1人だけ、名前すら出ない重要関係者がいる。
端的に言おう。それは安倍晋三元総理である。
https://note.com/774notes/n/nc6c016588a3b >>河瀬直美監督のこの演出手法は、100人近い人物たちの発言をすべて脱政治化、脱論理化し、言葉ではなく声、意味ではなく情緒に変換してしまう。
こういうポストモダン残党のガイジが21世紀の現代で得意げに記事を書いてる恐ろしさ >>1
なるほど観に行かなくてよかった
サンキューな 電通云々より安倍ちゃんの存在消されてるほうがヤバいだろ >たとえば五輪開会式をめぐって辞任することになった演出統括の佐々木宏氏のインタビュー、そしておそらくは彼と対立した野村萬斎氏のインタビューを直で押さえているのである。
>その中で、野村萬斎氏はハッキリと「電通」という言葉を出し、名指しで広告代理店主導の演出を批判している。
>恐ろしいくらい貴重なインタビューである。会見で、佐々木宏氏が広告代理店の立場から滔々と持論を述べる時、マスクの野村萬斎氏の目が明らかに険しい怒気に光るのもカメラは捕らえる。でかした河瀬監督。
ここ見たい🥺
みんなも国辱開会式の裏側知りたいはず🥺
https://i.imgur.com/kqRkqYp.jpg
https://i.imgur.com/bF71QdK.jpg >>12
正直そんなものはどうでもいいよ、開会式なんて電通Aが潰れて電通Bが潰れて最終的に博報堂になっただけだろ
お前らは開会式ばかりに囚われてるよ >>15
オリンピックを批判するなという漠然としたお気持ちだと思うわ
「記事」がお気に召さないみたいだしな 映画館でインタビュー映画見るのってなんかシュールだな お前らあんだけ親の仇のごとくこの映画叩きまくって
今さら掌返しかい 安倍晋三消されてるとか笑うわ
森喜朗の方針と安倍晋三マリオが対立してる気はする >>20
この記事読む限りはやっぱ糞なんだなという感想だけど 見た人のレビュー見ると森喜朗へかなり同情するような内容に描かれてるらしいな
この映画も文春にあった森喜朗被害者説の裏付けになるのではないか?
https://i.imgur.com/y32MG5S.jpg 安倍晋三本人を描かなくても
彼の下でオリンピック成功に奔走した者や
彼に反対する者を書くことで安倍晋三の輪郭は浮かび上がるよね ふーん、でもあなた捏造ドキュメント撮りましたよね? >>1
いい文章書くなあ
視点と把握の切っ先の鋭さやとその表現をまとめてコミカルに料理するとか素晴らしいわ 天皇すら映ってるのに安倍が出てこないってのはすごいな SIDE A、SIDE Bと来て最後のSIDE Eで安倍、自民党、電通、パソナ、組織委員、IOC、JOC 、テレビクルー寸劇など全ての悪事が暴かれる展開が・・・ >『SIDE:B』にはたった1人だけ、名前すら出ない重要関係者がいる。
>
>端的に言おう。それは安倍晋三元総理である。
ダメじゃん・・・ やらせパワハラおばさんに税金流して映画監督ごっこさせるんだから日本ってほんとうに美しい国ですね >>14
4兆円を日本のお葬式につっこんだと言いたいんでしょ? こんなん完全に駄作じゃん
細切りダイジェストなんだろ? 監督の河瀬って昭恵と仲良かっただろ
そりゃ晋さんには手を出せないわ
>>26
女性の委員を増やしたら、その後の五輪委員会だかの運営についての検証も批判もなくなって
まじで意味のない炎上だったと思う
>>43
ごっこじゃなくて、もともと世界的に評価されてる監督だぞ 戦争ドキュメンタリーもので元兵士や元将校、米軍兵や民間人にも取材するけどなぜか昭和天皇には一言も触れない例のアレか
権力に土下座 格下に暴力・罵倒
嘘を嘘で塗り固めた虚栄心と売名の塊
精神異常者河瀬直美容疑者
もう自殺してくれませんか 安倍晋三だけ出さないってひねくれたケンモメンの撮りそうな映画 SIDE:Aはガラガラでネタになったのに、Bはもはや何の興味も持たれてなくてワロタ >>17
脱構築ってのが流行ったのよ
大昔にな
白亜紀の意識高い系が化石からよみがえって、現代社会を斜め上から目線で論評するおどろおどろしさは俺にも分かる >>65
結局よくわからない
それを言うならこの記事じゃなくてこの映画自体が脱構築的なんじゃないの? 最後に聖帝が出てくる実に少年マンガ的な記事
ラスボスの名前が明かされるシーンみたいでワクワクする 最後の2文以外いらねー
そして最後の2文でプロパガンダ作品であることがこれ以上なくはっきりと そういう形でスタンスを韜晦する
河P直美したたかやな
でもそれを才能とは呼びたくない >>73
右から森安倍猪瀬で女の横にいるのは岸田なのか? >>20
見ない作品のことを批判するほど暇ではない
ここに書き込むより河瀬直美の映画見るほうが優先度低い でもお前らこのスレタイ見るまで完全に忘れてたよなw 今頃批判したって楽勝だろ
何故なら奴らの懐にはすでに公金がガッポリ
見え透いたお為ごかしはやめろよ暴力監督 >>1
でも断片だけで結果何も真実がわからないままならドキュメンタリーとは言えないような。まさに散文詩なんだろな。解釈を観客に委ねたとしても、他のソースでも真実はわからないからなあ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています