eスポーツ 長期戦では肥満気味のほうが高いパフォーマンス
https://jp.sputniknews.com/20220625/e--11704350.html
研究者らは2012年から2020年に行われたゲーム12万7500回を分析、さらにプロプレーヤー821人が参加したCS:GO（Counter Strike: Global Offensive）ゲームの数十大会の結果を分析した。また専用ニューラルネットワークを利用してプレーヤーの写真から、その肥満度の評価解析を行った。
痩せ型プレーヤーと太り型プレーヤーを比較したところ、全般的に、最高体重のプレーヤーのパフォーマンスは他ゲーマーよりも劣ることがわかった。CS:GOでは通常、超重量級プレーヤーのスコアは普通体重あるいは軽い肥満の選手よりおよそ12.8％低かった。
ところがいわゆる肥満プレーヤーは、ゲームや試合が長引く場合、相手を大きく上回るパフォーマンスを見せていた。つまりゲームや試合が長引けば長引くほど、肥満気味のプレーヤーの効率が向上していったのだった。
長時間のタスクを実行する上で、肥満気味の人の効率が上がる理由は、ゲーム依存症と、肥満の原因の一つである高い衝動性だと研究チームは考える。他の説明として、肥満気味の人々はカロリー摂取量が多く、それが長時間タスクへの対応に役立っているという。
