大津地検は二十四日、女性市議への準強制性交容疑で書類送検された滋賀県高島市の万木(ゆるぎ)豊市議(58)を、嫌疑不十分で不起訴とした。福田尚司次席検事は「捜査を尽くしたが、起訴に足りる十分な証拠を得られなかった」とのコメントを発表した。
 捜査関係者らによると、中川あゆこ市議(42)が昨年七月下旬、会食後に万木市議から自宅へ送ると言われ、車内で酒を飲まされ、意識がもうろうとした状態で性的暴行を受けたとする被害届を高島署に提出。署は今年三月に書類送検した。
 中川市議は取材に、不起訴を不服として「検察審査会に審査を申し立て、責任を追及したい」と話した。
 万木市議は体調不良を理由に市議会六月定例会の全日程を欠席し、取材に応じていない。

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