「ただ黙々と男とセックス」「家賃20万以上の池袋タワマン住み」木嶋佳苗死刑囚の“性とお金に狂った”半生
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木嶋に向けられた容姿の罵倒は、私に向けられたものと同じだ。
そのくせ私は、「あの女よりも自分はましだ」と思っている。けれど、私と木嶋は、全く正反対の人生を送ってきた。

 私は初体験の男に数百万円を渡して消費者金融で借金を作り、若い頃は返済のためにひたすら働き続けて苦しい記憶しかない。
同世代の女たちが、若さを武器にして、男に豪華な食事をおごってもらったり、海外旅行に行ったり、ブランド物をプレゼントされたり、そんな話を聞くたびに、我が身を呪った。自分が醜いから、男から愛されないのだと信じていた。

 けれど木嶋佳苗は、あんな容姿なのに、勤めをした経験もほとんどなく、長年にわたり男からもらった金で裕福な生活をしている。
それは私には生涯、手の届かない恵まれた生活だった。私は、ずっとお金がなくて、働き続けてきた。
男は私に金を要求し、返さない。自分はそれぐらい価値のない女なのだと思って生きてきた。

 同じ醜い女でも、木嶋は勝ち組で、私は負け組だ。

 この差は、なんだ。