サハリン南部で新たに遺体発見、カズワン乗船者か ロシア側から連絡

 北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUI(カズワン)」が沈没した事故で28日、ロシア・サハリン南部の沿岸部で新たに1人の遺体が見つかったと、ロシア側から連絡があった。関係者への取材でわかった。カズワンの乗船者の可能性があり、海上保安庁は身元の確認を進めていく。

ロシア側からの連絡によると、遺体の性別は不明で、救命胴衣を着用。携帯電話とみられる所持品が見つかっているという。

 今回の事故をめぐっては、乗船者14人が亡くなり、12人の行方が確認できていない。

 5月に北方領土の国後島で男女2人の遺体が見つかったと連絡があり、ロシア側がDNA型鑑定したところ、行方不明になっている乗船者2人のデータと一致。外交ルートを通じて、遺体の引き渡し方法について調整が進められている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c16028c294f02b59151b5a7f803d850a86e6e044