岸田文雄首相は28日、ドイツ南部エルマウで行われていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の閉幕後に行われた記者会見で、中国の習近平(シーチンピン)国家主席との首脳会談の検討状況について問われ、「現時点で決まっていることは何もない」と答えた。

日中関係は今年9月、国交正常化50周年を迎える。記者団が「この節目を踏まえ、首脳会談をめざす用意はあるか」と質問したのに対し、「G7でも中国との関係についての議論はずいぶんと行われた」と説明。そのうえで「様々なレベルでの対話は重要だ。主張すべきは主張し、具体的な会談についても考えていきたい」と述べるにとどめた。

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