友人はリサーチが好きで、新しい飲食店を見つけるのが得意。私も何度か素敵なお店に連れて行ってもらっていました。
その彼女が長い間親しくしていた友人と縁を切った、と言うので事情を聞いてみたんです。
2人の出会いは5年前。同い年で大学も同じ。「気が合うと思って」と共通の友人に紹介されました。似た境遇の2人は、すぐに意気投合。月に1度のお出かけが何よりの楽しみとなりました。
新規オープンのお店があると、すぐにリサーチ。良さそうだったら、誘って出かけたそうです。食べ物の好みも似ていて、楽しい時間を共に過ごしていました。
しかし、少しずつ、彼女には不満が溜まって行きます。「いつも私ばっかり計画立てて、予約してっておかしくない？」と。
運転手を頼んだだけで不機嫌に
少しは返してもらいたくて、運転手を頼む事にした彼女。と言っても、どうしても2台で行けない時の、ごくたまにのお願いでした。
ある時「うちの駐車場は狭いから1台で」と隠れ家レストランで言われて、乗せてもらう事にした彼女。ところがレストランに着くと意外に広い駐車場で友人が不機嫌に。
「これなら2台で来れたじゃん」と延々愚痴られた挙句、「何で私が運転手？」とキレられて唖然。
にもかかわらず、別れ際には「次回はどこ？楽しみにしてるからね」と言われて、我慢の限界に。「私は便利屋じゃないから！」と吐き捨てててしまったそうです。
感謝の気持ちは忘れないように
「リサーチだって楽じゃないのよ。予約だって決まった時間しか出来ない所もあるし」と、ため息をつく彼女。
得意だから任せておけば良い、と思っていませんか？どんなに得意でも、大切な時間を使ってくれている事を忘れずに。長年の友達を失う事になりますよ。
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