不便でも9割が「着用を続ける」マスクはなぜ“顔パンツ”になった? 心理面からみた“外せない”理由

就職・転職全般の調査研究を行う「Job総研」が5月、20歳~59歳の社会人の男女708人に行った「脱マスク」の調査では、外したくても外せない人の存在も見えてきた。
不便でも…約9割が「着用を続ける」

調査によると、回答者全体の83.6%が仕事中にはマスクを「着用している」と答え、1日の着用時間は平均で8.3時間、中央値で9時間にのぼった。そして着用により、仕事上の不便(声が聞き取りにくい、着用時の痛みや違和感による集中力の低下など)を感じてもいた。

その一方で、今後の着用については「絶対に続ける」(15.0%)、「続ける」(33.1%)、「多分続ける」(39.2%)となり、87.3%が着用に肯定的。否定的なのは「絶対に続けない」(1.6%)、「続けない」(3.7%)、「多分続けない」(7.4%)を合計した、12.7%にとどまった。

――人々のマスク着用について思うことはある?

気になるのは、屋外ではマスクをきっちりしているのに、飲食店に入ったら外して普通に談笑する姿が日常的にみられることです。飲食店での談笑の方が感染リスクが高いはずなのに、誰も違和感を覚えていません。恐らくは、屋外は人の目があるので「していないとまずい」、飲食店に入れば「自分は大丈夫」というバイアスが働いていて、こうなっているのでしょう。一種の同調だと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/12b822c118cb5af64e628e3312efe3fdada618b7?page=3