難手術挑む42歳ラガーマン応援試合に仲間200人集結 16キロやせた体で5分出場「精神的にどん底のとき、元気もらった」 回復後の再試合にも意欲
治療が難しいスキルス胃がんの手術を控える鹿児島県霧島市国分向花町の市役所職員、黒木為寿さん(42)を励まそうと、ラグビー仲間が鹿児島市でチャリティーマッチを開いた。
黒木さんは試合でもらった勇気を胸に、26日に滋賀県の病院に入院し、8時間にわたる手術を受ける。
黒木さんは社会人ラグビーチーム「国分クラブ」に所属し、小中学生のラグビークラブ二つでコーチを務めるラガーマン。今年3月頃から食後に胃の痛みがあり、4月初めにスキルス胃がんと診断された。
黒木さんは5月の腹腔(ふくくう)鏡手術でがん細胞が散らばる腹膜播種(はしゅ)が見つかり、胃の全摘出を見合わせた。腹膜播種を切除できる病院を探し、滋賀で入院する。
難手術を控え、「精神的にどん底のときに仲間が元気付けてくれた。復活祭は中3の次男と出場したい」と話している。
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